家電リサイクル料、東芝・ソニーも下げ 資源高受け

電機大手がエアコンやブラウン管テレビなど家電製品のリサイクル料金を11月1日から一斉に引き下げる。松下電器産業やダイキン工業、シャープに続いて、東芝やソニーも8日、引き下げを発表。日立製作所も追随する方針だ。回収した金属などの価格上昇や再生材利用の拡大を背景に、使用済み家電の回収を加速する。

　東芝は15型以下のブラウン管テレビや小型冷蔵庫、ルームエアコンの回収料金を、ソニーも15型以下のブラウン管テレビの料金を引き下げる。料金はテレビが両社とも現行比37％安い1785円。東芝の小型冷蔵庫は22％安い3780円、同社のルームエアコンは17％安い2625 円となる。

　改定幅はすでに発表済みの松下やシャープ、ダイキンと同額。16型以上のブラウン管テレビや内容量が171リットル以上の中型以上の冷蔵庫は出回っている量が大きいが、回収コストがかさむため料金を据え置く。

出典：日本経済新聞